ご支援くださったすべての皆様に感謝状7月8日(土)なかのZERO大ホールで昼夜2回、オペラ「忘れられた少年―天正遣欧少年使節」映画化支援公演が終わりました。ご鑑賞いただいた皆様から、宣伝面不足についてはお叱りやアドバイスを頂きましたが、オペラの内容につきましては深い共感と賛同のお言葉ばかりを頂き、本当にありがとうございました。舞台は常に生もので何が起こるのか分からないものでしょうが、今回も新しい演出があり予期せぬハプニングも起こる中、出演者一同が力を合わせ大成功裡に公演を終えることが出来ました。それも支えてくださる皆様がいらっしゃるお陰です、皆様には感謝の言葉しかございません。天正遣欧使節が突如立たされた逆境から、4人がそれぞれの道を歩んで行ったこと。私はここに人類への大切なメッセージがあることを感じ取り、このオペラの創作に取り組みました。人にはそれぞれに与えられた人生があり、それをどう生きてゆくかを暖かく見守りたい。それが世界の平和につながっていってほしい、と願ったのです。現在の喫緊の課題はもちろん世界平和ですが、その為には「現在の対立する文明から共生の文化に向かうこと」が求められています。難しいことですが、ここに芸術文化が果たせる役割があると考えます。こうした考えから、東京オペラ協会はこのオペラを映画化するという、新たに大変な船出をしましたが、この船がこれから素敵な場所にたどり着き、またそこからいろいろな船に分かれて更にいろいろな国に船出して、世界平和に少しでも貢献できることを願ってやみません。天正使節たちが人類に遺した平和のメッセージが世界に広がるには、まだまだ道半ばですが、今からが大切です。この事業に参加している沢山の仲間とともに頑張りぬく所存です。ご支援くださる皆様のお心暖かいご指導、厳しいご鞭撻、を切望しております。2023年7月12日 石多エドワード